ストーリーが分かりにくいのがうまくいかなかった一番の原因であるようですが、主人公が30後半の男という設定もまずかったのではないでしょうか?若年層をターゲットにしているならば、あの年齢の男が考えていることには共感できないのかもしれません。あの年齢だと、頭が固くなりすぎて、なんでも理屈で考えてしまう傾向があると思います。だから、どうしても物事を考えるときに、ネガティブ思考になってしまう(つまり、理想論ではなく現実主義的な方向に)。それが、どうしても若い世代には受け入れがたいものがあったのではないかと思います。
確かに、年をとっている私でも分かりにくいと感じることはありました。でも、作品自体は非常に丁寧に作ってあったと思うし、製作者側のチャレンジ精神は立派であったと思います。
次は、「地球へ・・・」という作品がスタートするようです。私は、原作については全く知らないのですが、なかなか難しそうな話でした。地球環境の悪化に伴って、別の惑星に移住した人類と移住したあとに誕生した特殊な能力をもつ人類「ミュウ」。彼らは、対立関係にあり、少数派であるミュウはひどい弾圧を受けており、そのような中でミュウの少年が故郷の地球をめざすというような話みたいです。
土曜6時の、アニメ枠は今は非常に人気枠ですが、失敗が続くと放送枠自体がなくなるかもしれません。次の、作品で挽回してもらいたいと思います。